日本料理 竹平楼
竹平楼は江戸時代から続く老舗の料理旅館です。
創業は宝暦八年、初代平八が「竹の子屋」の屋号で旅籠を営んだことに始まります。
明治十一年、三代目の平八の時に明治天皇が、民情視察のため北陸東山道をご巡幸なされ、当家にお立ち寄りになりました。その時に侍従長の岩倉具視をはじめ大隈重信、井上馨、山岡鉄舟など明治を築いた重鎮の方々もお伴でお越しになったと伝え聞いております。現在もその当時の建物を大切に保存させて頂いております。四代目平八の時に、「竹の子屋」の屋号から「竹」と平八から「平」をとり「竹平楼」と改めて現在七代目が受け継ぎ260年の永きにわたり地域の皆様にご愛顧を頂いております。
また現在、大変ご好評を得ております「鯉のあめ煮」は四代目の女将が考案したものであり、代々当家の名物として受け継がれており、皆様に大変喜ばれております。
庭のうつろいは近江ゆかりの才人小堀遠州の流れをくんだ庭園は江戸後期に作庭され、その後代々当主が手を加え拡げてまいりました。大広間の南東、離れ座敷の北東にある2つの庭園はいずれも趣があるとご好評をいただいております。湖国百選の庭としても紹介されました。
植栽豊かな庭園を眺めながらお食事ご談義をお楽しみ下さい。